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保険治療、保険外治療って何が違うの?

投稿日:2017年6月8日

カテゴリ:スタッフブログ

那須歯科医院  院長  那須です。

6月に入り5月の暑さが弱まり、少しずつ梅雨の気配がしてきましたね。

 

以前、別の歯医者さんで歯の被せ物の種類を決めていく際に、そこの先生やスタッフに囲まれて保険のきかない歯を無理に勧められた事がきっかけで当院へ受診された方がいらっしゃいました。

それを聞いた時にすごく悲しくなってしまいました。まず、僕達 歯科医師から無理にこれじゃなくてはダメ!と言うような押し付けの姿勢はインフォームドコンセント(治療方法を十分説明し同意を得ること)から外れてしまっていて、やってはいけないことなんです!!

 

そうすることで患者さんの気持ちは、高いものを勧められた、嫌な気持ちにしかならないのではないでしょうか。

そうなると治療の良し悪しを判断する以前の問題になってしまうと思います。

 

…脱線しましたが、そんな風にならないように一部ではありますが保険治療と保険外治療の違いについて書いていきますね。

 

保険治療とは、保険治療制度のもと日本のどこで受けても同じように受けられる治療です。

国の定めた保険点数というものがあり、患者さんは1割から3割の負担金で済むものです。

被せ物で例えると、大臼歯の場合は銀歯、小臼歯の場合は銀歯と白い歯、があります。

保険外治療とは、それぞれの歯科医院によって取り扱いのある材料が違いますが、いわゆる保険のきかない治療です。

例えば、セラミックの被せ物やホワイトニング、インプラント等が代表的なものです。

 

今回は被せ物での違いについてですが、僕が良く患者さんの意見として聞くのが、奥歯は見えないから銀歯で構わないよ!と言うセリフです。

もちろん見えにくい場所なのでそれに間違いはありません。

いつも僕が説明している内容は、見た目より今後の皆さんの一本一本の歯を長く健康に保つために大事な《  適合  》に着目したものです。

 

保険治療の場合に用いられる材料はプラスチックや硬い金属です。

プラスチックの場合は水を吸う性質から、劣化や変色があります。

銀歯の場合は、金の含有量が13%と低いために歯との隙間が生じやすいんです。

その隙間が虫歯再発の原因となっています。

そこでより隙間の生じ難い方法となったときに選択肢として出てくるのが、経年劣化の殆ど無いセラミックや金の含有量が多い金歯やその2つの組み合わせの被せ物です。

 

ただやはり現実問題として保険治療と比べると費用がかかるのは事実です。

 

前述した隙間を生じさせないために、保険治療、保険外治療問わずに歯を削る際、型を採る際に丁寧に行っていますが、材料の差はそれではカバーしきれないものなんです。

 

当院では、費用がかかりすぎることで患者さんがそういった治療を受けられない事を避けるために当院と技工士さんで価格を抑えるため協議し、それぞれの利益より患者さんの利益を考えて料金設定をしています。

 

これだけでは全て伝えるは難しいです、どんな治療にもメリット、デメリットがあります。

可能な限り治療の際は説明をするようにしています、この文を読んで疑問があれば君津市 那須歯科医院へお越しください。

無理やりに高いものを勧める様な治療は絶対にしませんから安心して下さいね!

 

 

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